軟水に馴染んでいる日本人にとって、硬水はなかなか合わないともいわれています。ここではなぜ合わないのかのの理由を解説するとともに、硬水を使用するときに気を付けたいポイントも合わせて解説します。

ヨーロッパでポピュラーな硬水はなぜ日本人に合わない?マッチポイントを解説

日本の水道水の水は軟水であるといわれています。そのため一般的には私たち日本人は軟水の水の味のほうが硬水に比べると慣れ親しんでいます。そして、そのような軟水の環境で育った私たちの体は軟水で出来ているといわれるように日本人には硬水は不向きだといわれています。その具体的な理由について解説します。

軟水に慣れている日本人が硬水を飲むと

軟水と硬水では飲んだときの口当たりが違います。硬水に含まれるマグネシウムには苦味や風味、香りがあるので、飲みにくく感じる人が多いでしょう。普段は軟水ばかり飲んでいるので水の味などわからないという人でも飲み比べてみればその違いの差ははっきりとわかります。

飲みにくくクセがあるので、飲料にも向いていませんが、料理にも影響が出る場合もあるので注意が必要です。例えば口当たりのよい軟水でコーヒーを淹れるとまろやかで酸味の効いたコーヒーになりますが、硬水で淹れると苦味が強調されてしまいます。

また繊細な味付けを必要とする和食に使うと、水の味が邪魔になることがあります。例えば煮物など水によって調理する料理では、硬水独特の風味が出て味に影響が出ます。ご飯を炊く時の水として使うと、お米がパサパサになりえぐみが出てしまうので、和食には不向きです。

日本人は日頃から飲用水や生活用水に軟水を使用し、軟水に慣れているので、急に違いのある硬度の高い水を飲むと体調に異変が生じる可能性もあります。

海外に行く時や硬水を摂取する際の注意

日本人が海外旅行するときも海外では水道水であっても、煮沸せずに飲んだ場合は、水あたりと呼ばれる食中毒と似た症状に見舞われる可能性があるため注意が必要です。海外に行く時などに、自分で水を用意することが勧められることがあります。これは、軟水から硬水への急な水質の変化で体調を崩すことが多いからです。

一度水あたりに見舞われると腹痛や嘔吐、下痢に悩まされることになります。この水あたりの原因には細菌性、成分性の2つがあります。細菌性の場合は、飲料水を煮沸してきちんと殺菌をすれば発症することはありません。一方で成分性の場合は事情が異なります。つまり、煮沸している飲料水を飲んだときも水あたりを起こし嘔吐や腹痛に悩まされる可能性があります。

これは日本の水が軟水であることと、海外の水に硬水が多いことが原因とされており、硬度の高い硬水が日本人の体に合わないことが理由です。

他にも海外の硬水が体にもたらす不具合として肌荒れがあげられます。誰もがなるというわけではありませんが、保湿など対策を事前に講じておくべきでしょう。

また、洗顔や入浴で石鹸を使われる方で気をつけるべきことが日本の石鹸を使わないということです。硬水で日本製の石鹸を使用すると泡立ちがとても悪く、泡を流そうとしても流れ落ちず、石鹸カスとりなかなかとれないことがあります。

これは日本の石鹸やシャンプー、洗剤などが軟水用に開発されてことが原因です。日本の軟水に合わせて作られた製品は、硬水で使用しても使いにくくなったり、仕上がりが違ってきたりするので、注意が必要です。

これらの対策としては、海外では硬水の影響を受けないタイプの石鹸などを使うといいでしょう。気になる方は薬局やドラッグストアで尋ねられてもよいかもしれません。また洗ったあとは十分に保湿ケアしましょう。水質の関係で肌表面は意外と乾燥しているので、まめにケアすることを忘れずにしましょう。

まとめ

同じ水ではありますが、軟水と硬水の成分には大きな違いがあります。それぞれの特徴を理解せずに同じ水だから大丈夫だろうと摂取をすると体調に不具合が起きる可能性があります。硬水の特徴を理解した上で、海外に行く際には自己管理をするようにしましょう。