硬水はヨーロッパでポピュラーなものですが、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。日本人があまり知らないお勧めの用途についてもくわしく説明していきます。

ヨーロッパでポピュラーな硬水って?メリット・デメリットからおすすめの用途を解説!

ヨーロッパでポピュラーな硬水って?

日本人で硬水しか飲まないという人はかなり少ないと考えられます。しかし一時期ダイエットで硬水のミネラルウォーターが流行っていたことがあるように硬水は硬水としての魅力があります。ではその硬水のメリットデメリットはどういったものになるのでしょうか。また硬水のおすすめできる用途についてもご紹介していきます。

硬水のメリット

まず結論から言えば硬水にはミネラルが多く含まれていることがメリットになります。基本的にはミネラルは体内で生成されることが無い成分のため、食事で摂取する必要があります。これが不足した場合は欠乏症や、さまざまな不調の原因になるともされています。このため、マグネシウムとカルシウムが豊富に含まれた硬水はミネラル補給に適しているのです。

水を硬水と軟水に分類する硬度は、マグネシウムとカルシウムの含有量で計算され、120mg/L以上なら硬水120mg/L未満なら軟水になります。このように軟水に比べると圧倒的にマグネシウムとカルシウムが豊富です。

そのマグネシウムを多く含んでいる硬水を摂取することで、便秘解消の効果が期待できます。マグネシウムは腸内に水分を保ち、便を柔らかくする作用があり、便秘にはマグネシウムの摂取が効果的とされています。

そしてアメリカのNIH(National Institute of Health)の報告によると、マグネシウムの摂取量が多いと脳卒中のリスクが低下すると言われているようです。ある研究によると、1日マグネシウムを100mg食事に追加することにより脳卒中のリスクが8%低下したとの結果が出ています。

そして硬水の摂取は、骨粗鬆症の予防にもよいといわれています。カルシウム同様マグネシウムの約6割は骨や歯に存在しており、不足すると骨から溶け出し骨密度の低下につながるため積極的に摂取することで、骨の健康維持に役立ちます。

その他、マグネシウム欠乏症は、頭痛を助長する原因のひとつとしても考えられています。偏頭痛を有する人は、血中のマグネシウムや組織マグネシウムの値が、通常の人より低いとされています。頭痛に悩んでいる人は、積極的に摂取するといいでしょう。

また硬水にはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムには腸の働きを活発化させる作用があり、腸が活発化することで、免疫機能の活性化が促進されるとされています。またマグネシウム同様に骨粗鬆症の予防になります。カルシウムの99%は骨の中にあり、血中のカルシウム濃度が低下すると、骨中からカルシウムが溶け補填する作用があり、この作用が骨密度を低下させるひとつの要因となっていますので積極的に摂取する必要があるでしょう。

また硬水のメリットを活かした用途としては、肉の煮込み料理の場合は余分なタンパク質などを灰汁として抜き出してくれるので、肉を軟らかくしたり臭みを消したりする効果があるといわれています。そのため肉料理や肉を使った洋風だしを作る上で軟水より適しています。

硬水のデメリット

硬水のデメリットとしては、飲料水や料理の利用には向いていない事、洗濯、染色、工業などの用途には適さないことがあげられます。

水に含まれるミネラル量が多くなるほどに口当たりが重くなり、癖の強い味になるため、ミネラルを多く含む硬水は軟水と比べて飲みにくく、飲用に適さないものが多いです。特に、マグネシウム・イオンは吸収されにいという特徴があり、これを摂取すると大腸に長い時間留まることになり水分の吸収を阻害してしまいます。これにより腸内に水分が溜まり下痢をひき起こしてしまうことがあるようです。

まとめ

普段馴染みのない硬水ですが、その成分から積極的に取り入れる人もいます。メリットとデメリットを正しく理解して上手に摂取するようにしましょう。軟水と硬水を上手に使い分けることが出来れば、より水を有効活用できるのではないでしょうか。